
こんにちは!
中国輸入代行-誠(Makoto)のパンダの社長こと酒井隆太(@makoto1688)です^^

今回は、こちらのお悩みにお答えします。
▼通関手続きに関するPost▼
通関手続中で止まる理由は主に7つ。特に多いのが「書類不備」と「検査強化期間」です。動かないと不安になりますが、実は税関からハガキが来るのを待つしかないケースが大半です。焦って電話する前に、まずは状況を整理しましょう!
— パンダ社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠🇨🇳🇯🇵🇺🇸🇰🇷 (@makoto1688) August 11, 2026
この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダの社長が書いています。

それでは、見ていきましょう!
EMSの「通関手続中」とは?意味と平均日数

「通関手続中」とは、日本の税関があなたの荷物を検査している最中のステータスです。
関税の計算や、違法なものが入っていないかの確認が行われています。
この間、荷物はまだ日本郵便に引き渡されておらず、税関の管理下に置かれている状態です。
決して「荷物が行方不明になった」わけではないので、どうかご安心ください。
詳しくみていきましょう。
追跡ステータスの流れと「通関手続中」の位置づけ
まずは、EMS・国際郵便の追跡ステータスの全体の流れを確認しておきましょう。
全体像がわかると、自分の荷物が今どこにいるのかイメージしやすくなりますよ。
- 引受(海外)
- 国際交換局から発送(海外)
- 国際交換局に到着(日本)
- 通関手続中 ←今ここ
- 国際交換局から発送
- 到着(お近くの郵便局)
- お届け済み
「通関手続中」は、荷物が無事に日本へ到着し、輸入の最終チェックを受けている段階です。
ここを通過して「国際交換局から発送」に変われば、あとは国内配送と同じ流れになります。
つまり、ゴールはもう目前まで来ているということですね。
なお、検査に回された荷物には「税関検査のため税関へ提示」という表示が出ることもあります。
こちらの意味は、記事後半のQ&Aで詳しく解説しています。
通常は1〜3日で「国際交換局から発送」に変わる
輸入する荷物に特に問題がなければ、審査はすぐに終わります。
平均1日〜3日で「国際交換局から発送」へ切り替わるのが通常です。
税関では、荷物をリスクに応じていくつかの区分に分けて処理しています。
問題ないと判断された荷物は、簡単な書面審査だけでスムーズに通過していきます。
ただし、ランダムな検査対象に選ばれることもあります。
書類に不備が見つかった場合は、1週間以上動かないことも珍しくありません。
「3日経っても動かない…」と不安になるお気持ち、よくわかります。
でも大半のケースは問題なく届きますので、まずは落ち着いて、数日間は様子を見てあげてくださいね。
土日・祝日も税関は稼働している?営業時間の実情
「金曜日に通関手続中になったまま、土日全く動かない」
これは、国際郵便を待つ方がよく経験するケースです。
実は、主要な税関外郵出張所は土日祝日も税関検査を行っています。
完全にお休みというわけではないので、ご安心ください。
ただし、平日と比べて出勤している職員さんの数は少なくなります。
稼働している検査レーンも限られるため、どうしても処理スピードは落ちてしまうんですね。
そのため、週末に差し掛かると審査が月曜日に持ち越されやすくなります。
週明けの月曜日にステータスが一気に更新されることが多いのは、このためです。
通関手続きが行われる国際交換局一覧(川崎東・大阪など)
「通関手続中」の処理は、税関を併設した「国際交換局」と呼ばれる郵便局で行われます。
日本の主な国際交換局は、以下のとおりです。
- 川崎東郵便局(神奈川県川崎市)
- 東京国際郵便局(東京都江東区)
- 中部国際郵便局(愛知県常滑市)
- 大阪国際郵便局(大阪府泉南市)
- 新福岡郵便局(福岡県福岡市)
- 那覇中央郵便局(沖縄県那覇市)
追跡画面に表示されている局名が、あなたの荷物の通関を担当している局です。
後ほど紹介する「電話での問い合わせ」も、この表示されている局へ連絡することになります。
局名をメモしておくと、いざという時にスムーズですよ。

EMSが「通関手続中」のまま動かない6つの理由

検索データを見ても、「通関手続中 動かない」と悩む方は非常に多いです。
ここでは、税関で荷物がストップしてしまう主な原因を6つ紹介します。
詳しくみていきましょう。
1. 輸入禁止・規制品の疑い(X線・開封の二次検査)
X線検査などで「怪しい」と判断されると、さらに詳しい検査に回されます。
実際に段ボールを開けて中身を確認する「開封検査(二次検査)」です。
偽ブランド品などの商標権侵害物品が疑われるケースが代表的ですね。
また、ワシントン条約に触れる素材(革製品など)がないかもチェックされます。
二次検査の列に並び直すことになるため、通常より時間がかかってしまいます。
数日〜1週間程度は余計に待たされると考えておきましょう。

2. インボイスの記載不備・価格確認(アンダーバリュー疑い)
荷物に貼られた書類(インボイス)の記載が不十分な場合です。
「価格」や「品名」が曖昧だと、税関職員さんが内容を判断できずストップしてしまいます。
例えば、品名が「Gift」や「Accessories」などと大雑把に書かれている場合ですね。
これでは中身が特定できないため、正確な関税を計算できません。
また、「アンダーバリュー」が疑われた場合も、処理はピタッと止まります。
これは、関税を逃れるために価格を不当に安く申告する違法行為のことです。
いずれの場合も、購入履歴など内容を証明する書類の提出が求められます。
税関から受取人へ、ハガキで直接問い合わせが来るのが一般的です。
3. 春節や国慶節など中国側の大型連休の影響
中国の大型連休中は、現地からの国際発送が完全にストップします。
そして連休明けに、溜まっていた荷物が一気に日本へ押し寄せるんですね。
特に1月〜2月の春節や、10月の国慶節の直後は要注意です。
日本の税関の処理能力を超えてしまい、パンク状態になります。
この時期に重なった場合は、通常より1週間以上遅れることも覚悟しておきましょう。
4. 年末年始やクリスマス等の国際郵便の繁忙期
11月下旬のブラックフライデーからクリスマスにかけても混雑します。
年末年始は、世界中から日本へ向かう国際郵便の貨物量が急増するためです。
通常の何倍にも膨れ上がるため、税関も人員を増やして対応しています。
それでも処理が追いつかず、「順番待ち」で数日止まることはよくあります。
イベント時期の輸入は、余裕を持ったスケジュールを組んであげてくださいね。
5. 知的財産権侵害物品などの「集中検査期間」
財務省の統計によると、コピー品の多くが中国由来とされています。
そのため、税関では定期的に「検査強化期間」が設けられています。
これは違法な物品の流入を水際で食い止めるための措置です。
この期間に当たると、すべての荷物のチェックが厳しくなります。
全く問題のない正常な荷物でも、順番待ちが発生してしまうんですね。
結果として、通関完了まで通常より時間がかかってしまうのです。
6. 取扱量が多い「川崎東郵便局」での慢性的な混雑
日本に届く国際郵便の多くは、「川崎東郵便局」に集まります。
ここは日本最大級の国際交換局であり、日々膨大な荷物を処理しています。
そのため、他の地方の局と比べて慢性的に混雑しやすい傾向があるんですね。
ステータスが「川崎東」にある場合は、少し長めに待つ必要があります。
他の局よりも+1日〜2日は長くかかると見ておくと、気持ちに余裕が持てますよ。
要注意!「通関手続中」が2回・3回と複数回表示される理由
追跡画面を見ていると、不思議な現象が起きることがあります。
「通関手続中」という表示が、2回、3回と連続して更新されるのです。
バグではなく、これには税関の内部事情という明確な理由があります。
「通関手続中」が複数回表示される最も多い理由は、次のステップの検査に回されたサインです。
例えば、1回目の表示は「X線検査の開始」を意味します。
そこで疑わしい点があったため、翌日に「開封検査」へ進みます。
これが2回目の「通関手続中」として記録される仕組みです。
また、日曜日に手続きが保留され、月曜日に担当者が変わった時にも更新されます。
複数回表示されたからといって、必ずしも没収されるわけではありませんよ。

1週間以上動かない…通関手続中のまま止まる時の対処法

「1週間以上動かない…」という場合は、トラブルの可能性が少し高まってきます。
こちらからアクションを起こす方法は、主に以下の2つです。
詳しくみていきましょう。
対処法1:管轄の国際交換局(郵便局)へ電話で問い合わせる
どうしても不安な場合は、追跡画面に表示されている国際交換局へ電話をしてみましょう。
例えば「川崎東郵便局」の窓口などに直接連絡する形です。
追跡番号を伝えて「通関手続中から動かない」と相談します。
すると、現在の状況(書類待ちなのか、検査中なのか)を教えてくれることがあります。
ただし、郵便局の窓口では詳細な理由までは把握していません。
「税関が現在審査中です」以上の回答は持っていないことがほとんどです。
また、こちらから電話をして審査を急かすことは絶対にできない点も、覚えておいてくださいね。
対処法2:「税関からのお知らせ」ハガキを待って書類を提出する
もし荷物に問題があれば、税関から必ず書面で連絡が来ます。
「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」というハガキです。
価格不明や、輸入禁止品の疑いがある場合に送られてきます。
ハガキが届いたら、内容に従って「インボイス(購入履歴)」などを提出しましょう。
逆に言えば、ハガキが来ないうちは「おとなしく待つしかない」のが実情です。

【注意】アリエク(AliExpress)の出品者に連絡しても解決しない
アリエクで購入した荷物が止まった時、セラーにメッセージを送る方がいらっしゃいます。
しかし、これは残念ながら意味のない行動なので注意してください。
日本の税関の権限は絶対であり、海外の出品者にはどうすることもできません。
中国にいる出品者が、日本の税関に口出しすることは不可能なんですね。
出品者に「早く送って!」と伝えても、問題は解決しません。
日本の税関の処理が終わるのを、静かに待つのが一番の近道ですよ。
【Q&A】通関手続中に関するよくある疑問
最後に、通関手続きに関してよく頂く疑問にお答えします。
詳しくみていきましょう。
「税関検査のため税関へ提示」とは?通関手続中との違いは?
「税関検査のため税関へ提示」は、荷物が詳しい検査(現物検査)に回されたことを示すステータスです。
「通関手続中」が書類ベースの審査段階なのに対し、こちらは実際に中身をチェックする段階に進んだサインですね。
検査待ちの列に並ぶため、通常より数日長くかかる傾向があります。
ただし、この表示が出たからといって、必ずしも問題があるわけではありません。
ランダム検査で選ばれただけのケースも多いので、落ち着いて待ちましょう。
2週間・1ヶ月も動かないのは異常?
繁忙期や検査強化期間であれば、2週間程度止まることは実際にあります。
ただ、1ヶ月近く動かない場合は、何らかのトラブルの可能性が高いです。
税関からのハガキが届いていないか、まずは郵便受けを確認してみてください。
ハガキも来ておらず不安な場合は、管轄の国際交換局へ電話で問い合わせてみましょう。
通関が長いと関税が高くなるって本当?
いいえ、関係ありません。
関税額は「品目(材質)」と「商品価格」で法律によって決まります。
税関で何日保管されても、駐車場のような延長料金が加算されることはありませんよ。
長く止まっていると没収・廃棄される確率が高い?
必ずしもそうとは限りません。
単に荷物が多すぎて混雑しているだけのケースがほとんどです。
ただし、偽ブランド品などの場合は「認定手続」という専門の調査に入ります。
この調査に入ると長期間止まり、クロであれば最終的に没収されてしまいます。
通関手続中のままアリエクの保護期間が切れそうな場合は?
アリエクには「バイヤープロテクション(購入者保護)」という保証期間があります。
もし税関で長く止まり、この保護期間が切れそうになったら要注意です。
必ず期間の延長申請をマイページから行ってください。
期間が切れると自動的に取引完了となり、返金(Open Dispute)ができなくなってしまいます。
まとめ:EMSが通関手続中のままでもまずは数日待とう
- 通関手続きは通常1〜3日で完了するが、検査や混雑で1週間以上かかることもある
- 土日祝日も税関は稼働しているが、処理は遅くなり月曜に持ち越されやすい
- 「通関手続中」は税関の管理下にあるため、出品者や配送業者に連絡しても解決しない
- 2回・3回と連続して表示される時は、再検査や部署移動が行われているサイン
- あまりに長い場合は、税関から届く「お知らせハガキ」の到着を待って書類を提出しよう


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