中国輸入のHSコードとは?調べ方・検索ツール・関税率一覧【2026年最新】

こんにちは!

中国輸入代行-誠(Makoto)のパンダ社長こと酒井隆太(@makoto1688)です^^

 

子パンダ
中国輸入で関税を調べたいです。でも、HSコードの調べ方が分からず止まっています。仕入れ先が出した番号を、そのまま使ってもよいのでしょうか?

今回は、こちらの疑問にお答えします。

 

HSコードに関するPost


この記事は、長年、中国輸入ビジネスを営むパンダ社長が書いています。

パンダ社長
HSコードは、最初はむずかしく感じるものです。でも、ポイントを押さえれば大丈夫ですよ。関税だけでなく通関にも関わる大切な番号なので、一緒にゆっくり見ていきましょう!

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

この記事のもくじ
  1. HSコードとは?中国輸入でなぜ重要なのか
  2. 中国輸入でのHSコードの調べ方【4ステップ】
  3. HSコードを調べられる検索ツール4選
  4. 中国側HSコード(10桁)の確認方法とインボイスとの整合
  5. HSコードから関税を計算する方法
  6. 【一覧】商品カテゴリ別・HSコードと関税率の目安
  7. HSコードを間違えるとどうなる?(通関保留・追徴課税)
  8. 中国輸入のHSコードに関するよくある質問
  9. まとめ:中国輸入のHSコードで失敗しないために

HSコードとは?中国輸入でなぜ重要なのか

HSコードと関税・通関の関係

HSコードとは、世界共通で商品を分類するための番号で、この番号によって関税率・輸入消費税・通関の可否が決まります。

つまり、中国輸入のすべての出発点になる、とても大切な番号なんですね。

聞き慣れない言葉なので、つい身構えてしまうかもしれません。

でも、その役割はとてもシンプルなので、どうか安心してください。

ひとつだけ気をつけたいのは、中国の仕入れ先が教えてくれた番号と、日本で使う番号が、ぴったり一致するとは限らないという点です。

ですから、まずは「日本で輸入申告するときの番号」を基準に考えていくと、迷いにくくなりますよ。

確認項目HSコードが影響する内容
関税率商品ごとの税率や協定税率の判定
輸入消費税課税価格と税額計算の前提
輸入規制食品衛生法、PSE、電波法、薬機法などの確認
通関可否税関検査や追加資料提出の有無

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

 

HSコードで決まること(関税率・輸入消費税・通関可否)

HSコードは、日本では「統計品目番号」や「税番」と呼ばれることもあります。

むずかしそうに見えますが、この番号が決まると、関税率や輸入時に確認すべきことが自然と見えてきます。

たとえば、同じ「バッグ」でも、革製なのか合成樹脂製なのかで分類は変わってきます。

「ライト」も同じで、懐中電灯なのか、お部屋を飾る装飾用なのかによって番号が変わります。

そのため、商品名だけでパッと決めてしまうと、思わぬところで税関に止められてしまうことがあるんです。

パンダ社長
現場でも、商品名より「実物の仕様」をていねいに見ています。商品ページの名前だけで税番を決めてしまうのは、ちょっと危ないんですよ!

 

HSコードの構造と読み方(類・項・号を具体例で分解)

HSコードは、左から順に「類 → 項 → 号」という階層になっていて、桁が増えるほど分類が細かくなっていきます。

この仕組みを知っておくと、番号の意味がスッと読めるようになりますよ。

言葉だけだと分かりづらいので、綿100%のTシャツを例に、番号を分解してみましょう。

桁数名称例(綿のTシャツ)意味
最初の2桁61編物の衣類グループ
4桁6109Tシャツ・肌着類
6桁6109.10そのうち綿製のもの
7桁目〜統計細分国ごとに異なる日本は9桁、中国は10桁

このように、6桁目までは世界共通のルールで決まっていて、7桁目から先は国ごとの独自ルールになっています。

「大きなグループから、少しずつ細かく絞っていく番号」とイメージしておくと、このあとの調べ方もぐっと理解しやすくなりますよ。

 

桁数の違い:国際6桁・日本9桁・中国10桁

HSコードは、最初の6桁までが世界共通の部分になっています。

7桁目から先は、それぞれの国の制度や統計に合わせて、細かく分かれていきます。

日本で輸入申告をするときは、6桁に3桁を足した9桁の「統計品目番号」を使います。

NACCSという電子申告システムを使うときは、NACCS用の品目コードもあわせて確認します。

一方、中国側の税番は10桁で運用されていて、中国の輸出や国内の制度に合わせた番号になっています。

だからこそ、日本側の番号とは完全には一致しないことがある、というわけですね。

  • HS6桁:世界共通の分類(類・項・号)
  • 日本9桁:日本の輸入統計品目番号
  • NACCS用コード:電子申告で使う品目コード
  • 中国10桁:中国側の輸出入制度で使う番号

 

中国の仕入れ先が出したHSコードはそのまま使える?

仕入れ先が教えてくれるHSコードは、あくまで「参考」として受け取るのがおすすめです。

そのまま日本の申告に使えるとは、限らないからです。

中国側の番号は、中国から輸出するための書類用に付けられていることがあります。

そのため、日本の税関が同じ番号をそのまま認めてくれるとは限りません。

特にRCEPや原産地証明がからむ場面では、輸出国側と輸入国側とで見え方がずれることがあります。

中国側のコードは「入口の手がかり」として使い、最終的には日本側で確認し直すと安心です。

また、OEM品や仕様を少し変えた商品は、前回と同じコードを使い回さないようにしましょう。

材質や用途がほんの少し変わるだけでも、分類が変わってしまうことがあるためです。

パンダ社長
仕入れ先の10桁のうち、頭の6桁は世界共通なので、そこだけは調べる手がかりになります。7桁目から先は「日本では別の番号」と覚えておいてくださいね。

 

中国輸入でのHSコードの調べ方【4ステップ】

中国輸入のHSコードを調べる手順

HSコードは、商品名で検索すれば一発で出てくる、というものではありません。

最初に商品の情報をしっかりそろえてから、税関の資料で確認していくのが基本の流れになります。

ここでは、はじめての方でも迷わないように、調べ方を4つのステップに分けてご紹介しますね。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

手順1:材質・用途・加工の有無から商品情報を整理する

まずは、その商品が「実際にどんなものか」を整理することからはじめましょう。

というのも、HSコードは商品名よりも、材質や用途が判断の決め手になるからです。

税関や通関業者さんへ渡す情報は、できるだけ具体的にそろえておくと、その後の確認がぐっとスムーズになりますよ。

  • 商品写真
  • 材質と素材割合
  • 使用目的
  • サイズと重量
  • 完成品か部品か
  • 加工の有無
  • 電池や無線機能の有無
  • 食品接触や乳幼児向け用途の有無

「雑貨」「アクセサリー」といったざっくりした言葉だけでは、残念ながら分類の判断ができません。

通関で止まってしまうのを防ぐためにも、インボイスの品名もあわせて具体的にしておきましょう。

 

手順2:実行関税率表で候補コードを絞る(具体例つき)

基本となるのは、税関が公開している実行関税率表です。

まずは大きな「類」から探していき、項、号へと、順番に絞り込んでいきます。

いきなり9桁を当てにいくのではなく、まずは6桁の候補をいくつか出してみるのがコツですよ。

安い税率の番号を探すのではなく、商品の実態に合った番号を探すことが、何より大切です。

先ほどの綿100%のTシャツで、実際にたどってみましょう。

衣類はまず、編んで作る「編物」なのか、織って作る「織物」なのかで、類が分かれます。

編物のTシャツは、第61類に入ります。

そのなかでもTシャツは、6109という項が目安になります。

さらに綿製なので、6109.10あたりが候補として見えてきます。

最後に、日本独自の統計細分によって、9桁まで決まっていきます。

あとは、その行と税率の列が交わったところが、その商品の関税率になります。

パンダ社長
コツは「類→項→号」と、上から順にたどっていくことです。いきなり9桁を当てにいくと、かえって迷子になってしまいますからね!

 

手順3:候補が複数あるときの優先順位の付け方

候補がいくつか出てきて、迷ってしまうこともあると思います。

そんなときは、根拠を順番に確認していきましょう。

特に、いろいろな機能を持つ商品やセット品は、判断に迷いやすいところです。

優先順位確認する根拠
最優先商品の主要な機能、用途、材質
次に確認類注、部注、通則、分類例規
補助資料商品ページ、仕様書、写真、製造工程
最終確認通関業者や税関への相談

あわせて、類注や部注にも必ず目を通しておきましょう。

税関が公開している分類事例も、似た商品を判断するときの、心強い味方になってくれます。

ただし、写真が似ているからといって、そのまま丸写しするのは禁物です。

材質や用途が違えば、分類も変わってくるからですね。

パンダ社長
迷う商品ほど、つい安い税率を選びたくなるんですよね。でも、根拠の弱いコードは、あとで自分が苦しくなってしまいますよ。

 

手順4:判断に迷ったら税関の事前教示制度を使う

自分だけではどうしても決められない……。

そんなときは、税関の事前教示制度を頼ってみましょう。

これは、輸入する前に税関が分類を回答してくれる、とてもありがたい制度です。

文書でもらった回答は、実際の輸入申告でもしっかり尊重されます。

高額な商品や、これから継続して仕入れていく商品では、特に心強い味方になってくれますよ。

分類が割れやすい商品にも向いています。

メールや電話でも気軽に相談できますが、文書での回答とは、扱いの重みが少し違います。

長く売っていきたい商品ほど、きちんと根拠を残しておくと安心ですね。

 

HSコードを調べられる検索ツール4選

HSコードを検索できる4つのツール

HSコードを調べるためのツールは、日本側と中国側の両方にあります。

ただ、それぞれ役割がまったく違うので、混同してしまうと少し危険です。

最終的な判断は、必ず「日本で輸入申告する分類」に合わせる、と覚えておきましょう。

ここでは、現場でよく使う4つのツールを、使いどころとあわせてご紹介しますね。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

実行関税率表(税関Web Tariff)の使い方

日本で輸入申告するときの基本は、税関が公開している実行関税率表です。

まずはこのツールで、「類 → 項 → 号」の順に候補を絞っていきます。

そして、ここでひとつ注意したいのが、税率の列がいくつも並んでいることです。

最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、中国輸入で見るべき列は決まっているので、心配いりませんよ。

税率の列意味中国輸入との関係
基本税率国内法で定められた原則の税率協定税率のほうが低ければ使わない
WTO協定税率WTO加盟国に適用される税率中国輸入で基本的に見る列
EPA税率(RCEPなど)経済連携協定ごとの優遇税率条件を満たせばさらに低くなる場合も

中国はWTO加盟国なので、通常はWTO協定税率が適用されます。

基本税率と協定税率が並んでいたら、低いほう(多くは協定税率)を見る、と覚えておけば大丈夫ですよ。

HSコードの行と、適用される税率の列が交わったところが、その商品の関税率です。

パンダ社長
初心者の方は、基本税率の列を見て「関税が高い!」と驚いてしまいがちです。中国輸入なら、まずWTO協定税率の列を見てくださいね。

 

税関の分類事例・事前教示回答データベース

「候補は絞れたけれど、この分類で本当に合っているのかな……」と不安なときに使えるのが、税関の分類事例と事前教示の回答事例です。

過去に税関がどう判断したかを、実際の商品名や仕様とセットで確認できます。

似た商品の事例が見つかると、自分の判断に根拠が持てるので、心強いんですよね。

事例は、税関サイトの事前教示制度のページから検索できます。

ただし、写真や名前が似ているからといって、そのまま丸写しするのは禁物です。

材質や用途が少し違うだけで、分類も変わってしまうためですね。

「考え方を学ぶための資料」として活用するのが、上手な使い方ですよ。

 

JETRO・World Tariff(海外税率の参考用)

JETRO(日本貿易振興機構)のサイトでは、世界各国の関税率を調べる方法が案内されています。

World Tariffという海外税率のデータベースも、日本居住者なら無料で利用できます。

ただし、これらで分かるのは、あくまで「海外へ輸出するときの税率」が中心です。

中国から日本へ輸入するときの税率とは別物なので、混同しないように注意しましょう。

日本への輸入で使うのは、あくまで実行関税率表が基本です。

将来、日本から海外への販売(輸出)も考えている方にとっては、覚えておいて損のないツールですよ。

 

中国税関総署の関税率検索(中国側コードの確認用)

仕入れ先から提示された10桁の番号が、中国側で何を意味しているのか気になるときもありますよね。

そんなときは、中国税関総署(海関総署)の関税率検索や、英語で品名検索できる民間のデータベースが使えます。

ただし、中国語や英語のサイトが中心なので、正直なところ初心者の方には少しハードルが高めです。

無理に読み解こうとしなくても、大丈夫ですよ。

頭の6桁だけを取り出して、日本の実行関税率表で同じ6桁の項目を探す、という使い方が一番の近道です。

具体的な手順は、次の章でくわしくご紹介しますね。

 

中国側HSコード(10桁)の確認方法とインボイスとの整合

アリババやタオバオの仕入れ先とやり取りをしていると、10桁の中国側HSコードを提示される場面が出てきます。

この番号との付き合い方を知っておくと、通関トラブルをぐっと減らせますよ。

ここでは、中国10桁コードの仕組みと、実務での使い方を見ていきましょう。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

中国10桁コードの構成と日本9桁とのズレ

中国の10桁コードも、頭の6桁は世界共通のHSコードです。

そのうしろに、中国独自の細分が付け足されて、10桁になっています。

この番号は、中国からの輸出申告や、中国国内の税制・統計のために使われるものです。

項目日本(9桁)中国(10桁)
頭6桁世界共通(類・項・号)
7桁目以降日本の統計細分(3桁)中国の細分(4桁)
主な用途日本への輸入申告中国からの輸出申告・中国の税制

つまり、7桁目から先は、日本と中国でルールがまったく別なんですね。

仕入れ先の10桁をそのまま日本の申告に使えないのは、この「後半のズレ」があるためです。

 

仕入れ先コードを「入口の手がかり」として使う手順

とはいえ、仕入れ先の番号がムダになるわけではありません。

頭の6桁は世界共通なので、日本側で調べるための「入口」として、しっかり活用できます。

現場では、次の3ステップで確認していきますよ。

  • 手順1:仕入れ先の10桁から、頭の6桁を取り出す
  • 手順2:実行関税率表で同じ6桁の項目を探し、内容が商品と合っているか確かめる
  • 手順3:日本の統計細分で9桁まで確定し、インボイスの品名と矛盾がないかそろえる

最後の「インボイスとの整合」は、意外と見落としやすいポイントです。

たとえば、税番は「綿のTシャツ」なのに、インボイスの品名が「Clothes」だけでは、税関も判断に困ってしまいます。

材質・用途が伝わる具体的な英語の品名にして、税番と品名がきちんと対応するようにしておきましょう。

ここがそろっていると、通関で余計な確認が入りにくくなりますよ。

パンダ社長
当社でも、仕入れ先の番号を「答え」として使うことはありません。頭6桁をヒントに日本側で引き直す、これが現場の定番のやり方です!

 

HSコードから関税を計算する方法

HSコードと関税率による関税計算

HSコードと関税率が分かると、いよいよ関税額を計算できるようになります。

ただ、利益を考えるうえでは、関税だけを見ていても十分とは言えません。

輸入消費税や送料まで含めて、トータルで見ていくことが大切ですよ。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

課税価格(CIF)と関税・輸入消費税の計算式

関税は、「課税価格」に関税率を掛けて計算します。

課税価格とは、商品代金に国際送料と保険料を加えた金額のことで、これを「CIF価格」と呼びます。

  • 課税価格(CIF):商品代金 + 国際送料 + 保険料
  • 関税額:課税価格 × HSコードごとの関税率
  • 輸入消費税:課税価格や関税をもとに計算

 

関税だけを見て「黒字だ」と思い込んでしまうのは、少し危険です。

あとから輸入消費税がのしかかってきて、利益が消えてしまうこともあるからです。

見積もりの段階で、税金と物流費をまとめて試算しておくと、あとで慌てずにすみますよ。

 

個人輸入と商用輸入の違い(簡易税率の適用条件)

個人輸入と商用輸入では、税金の考え方そのものが変わってきます。

販売を目的に仕入れる場合は、たとえ少量であっても「商用輸入」として扱われます。

メルカリやAmazonで売るために仕入れるなら、これも商用輸入にあたるんですね。

また、課税価格の合計が20万円以下の少額な貨物には、実行関税率表とは別の「簡易税率」が適用される場合があります。

簡易税率は品目の区分がシンプルなぶん、細かなHSコードの特定が不要になることもある、ありがたい仕組みです。

ただし、商品や条件によっては実行関税率が適用されるので、「自分の荷物はどちらなのか」を確認しておくと安心ですよ。

個人で使う荷物と同じ感覚で計算してしまうと、原価が大きくずれてしまうので注意しましょう。

パンダ社長
「少量だから個人輸入でしょ?」というご相談、実はとても多いんです。売るための仕入れなら商用輸入、と覚えておいてくださいね。

 

RCEPで中国輸入の関税は安くなる?

RCEPは、中国輸入の関税を下げられる可能性がある協定です。

ただし、「中国から来た商品なら自動で安くなる」という制度ではありません。

HSコードごとに、特恵税率が使えるかどうかを、ひとつひとつ確認していく必要があります。

さらに、その商品が「原産品」として認められる条件も、満たさなければなりません。

原産地証明書などの書類の準備も、欠かせないポイントです。

書類がそろっていないと、せっかくのRCEPも使えないことがあるので注意しましょう。

だからこそ、HSコードを正確に特定しておくことが、RCEP活用の第一歩になるわけですね。

 

【一覧】商品カテゴリ別・HSコードと関税率の目安

商品カテゴリ別のHSコードと関税率

中国輸入でよく扱う商品は、カテゴリーごとに、見るべきポイントが少しずつ違います。

アパレルなら素材と製法、雑貨なら材質と用途、といった具合ですね。

家電は機能と規制を、食品や化粧品はHSコード以前に他の法令を、まず確認していきます。

ここでは、代表的なカテゴリーごとに、HSコードと関税率の目安を一覧で見ていきましょう。

※関税率は、材質・仕様・細分によって変わります。あくまで目安として、必ず実行関税率表でご確認くださいね。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

アパレル・服飾雑貨は何で分類が分かれる?

アパレルは、素材と製法によって分類が変わってきます。

特に、編んで作る「編物」と、織って作る「織物」とでは、HSコードが大きく分かれます。

品目HSコード(類・項の目安)関税率の目安特徴・注意点
Tシャツ(綿製)6109.107%台〜編物類に分類されます。
革靴・スニーカー64類革製は30%又は4,300円/足の高い方甲や底の素材で細分化されます。
ハンドバッグ4202類革製は8〜16%革製かプラスチック製かで変わります。

素材の表示があいまいな服は、念のため工場へ混率を確認しておくと安心ですよ。

 

雑貨・キッチン・インテリアは何に注意する?

雑貨は、呼び名の範囲が広いぶん、判断に迷いやすいカテゴリーです。

プラスチック製なのか金属製なのか、また食品に触れるのかどうかで、確認すべき項目が変わってきます。

水筒やテーブル用品などは、食品衛生法の対象になることもあります。

インテリア雑貨でも、照明の機能や電池が付いていると、別の規制を確認することになります。

品目HSコード(類・項の目安)関税率の目安特徴・注意点
プラスチック製おもちゃ9503類無税食品衛生法の対象になる可能性があります。
テント(アウトドア)6306類数%程度化学繊維か綿かなどで分類されます。
コスプレ衣装61類または62類8〜13%程度素材や「おもちゃ」扱いかで変わります。

 

家電・電子機器・バッテリー内蔵品は何を確認する?

スマホガジェットやPC周辺機器は、関税が無税になることが多い、うれしいジャンルです。

ただし、無線機能やバッテリーが内蔵された商品は、規制の確認が必要になります。

品目HSコード(類・項の目安)関税率の目安特徴・注意点
モバイルバッテリー8507類無税リチウムイオン電池として分類。PSE必須。
スマホケース3926.90(プラ製等)数%程度材質(革・プラスチック等)で分類。
イヤホン・ヘッドホン8518類無税無線機能の有無で細分化されます。

BluetoothやWi-Fi、リチウム電池が付いている商品は、特に注意が必要です。

税番だけを見て判断しないようにしましょう。

なお、食品・化粧品・玩具・ペット用品は、少し慎重に進めたいカテゴリーです。

関税よりも先に、食品衛生法や薬機法といった法令を確認していきます。

どんなに関税が安くても、規制で輸入できなければ、仕入れそのものが成り立ちません。

 

HSコードを間違えるとどうなる?(通関保留・追徴課税)

HSコードや品名が、実際の商品と合っていないと、通関で止まってしまうことがあります。

そうなると、税関から商品の説明や資料の提出を求められます。

対応が遅れてしまうと、せっかくの販売チャンスを逃してしまいかねません。

そもそも輸入が認められない商品だと、返送や廃棄になってしまうこともあります。

さらに気をつけたいのが、安さを目的に、実態と違う番号を使ってしまうケースです。

あとから誤りが分かると、追徴課税の対象になることがあります。

悪質だと判断されてしまえば、事業そのものへの影響も小さくありません。

  • 税番は、安さではなく「きちんと説明できる根拠」で決めるのが基本です。

パンダ社長
通関で止まると、書類のやり取りだけで数日かかることもあります。事前に根拠をそろえておくほうが、結局いちばんの近道なんですよ。

 

中国輸入のHSコードに関するよくある質問

最後に、よくいただく質問をまとめました。

特に、調べ方や中国側コードの扱いで迷う方が多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

それでは、ひとつずつお答えしていきます。

 

まずは、商品写真や材質、用途、加工の有無を整理することからはじめましょう。

そのうえで、税関の実行関税率表を使って、「類→項→号」と6桁から順番に候補を絞っていきます。

高額な商品や継続して仕入れる商品なら、税関の事前教示制度で文書回答をもらっておくと安心ですよ。

 

HSコードが分からない場合はどうする?

商品名だけでは分からないときは、判断材料となる資料を増やしてみましょう。

材質の割合、製造工程、使い方、販売ページなどをそろえると、ぐっと判断しやすくなります。

それでも迷うときは、通関業者さんや税関へ相談するのが確実です。

 

中国仕入れ先が書いたHSコードはそのまま使える?

残念ながら、そのまま使えるとは限りません。

中国側の税番と日本側の統計品目番号は、7桁目から先が異なることがあるためです。

世界共通の頭6桁を手がかりに、日本で輸入するときは、あらためて日本側の分類として確認しておきましょう。

 

中国のHSコードを日本語で調べる方法は?

中国側の10桁コードを日本語で完全に検索できる公式ツールは、残念ながらありません。

中国税関総署の検索サイトは中国語が中心で、初心者の方にはハードルが高めです。

そのため、番号の頭6桁を取り出して、日本語で使える実行関税率表で同じ6桁を探す方法が、一番の近道ですよ。

 

RCEPで中国輸入の関税は本当に安くなる?

安くなる商品も、たしかにあります。

ただし、HSコードごとの特恵税率と、原産地規則の両方を満たすことが条件になります。

原産地証明書などの書類がそろっていないと、RCEPは使えないので注意しましょう。

 

まとめ:中国輸入のHSコードで失敗しないために

  • HSコードは、関税率・輸入消費税・通関可否に関わる、大切な番号です。
  • 番号は「類→項→号」の階層構造で、6桁までは世界共通です。
  • 中国側の10桁は参考にとどめ、頭6桁を手がかりに日本側の番号で確認し直しましょう。
  • 実行関税率表では、まず6桁の候補を出し、根拠でていねいに絞り込みます。
  • 関税率は、中国輸入ならWTO協定税率の列を基本に確認します。
  • 税番とインボイスの品名は、矛盾がないようにそろえておきましょう。
  • 迷う商品は、税関の事前教示をじょうずに活用しましょう。

パンダ社長
HSコードは、慣れるまでは本当にややこしいですよね。でも、ポイントさえつかめば大丈夫です。迷った商品は、仕入れる前に気軽に「誠」へ相談してくださいね!
中国輸入代行 誠
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