
こんにちは!
中国輸入代行-誠(Makoto)のパンダ社長こと酒井隆太(@makoto1688)です^^

今回は、こんなお悩みにやさしくお答えしていきますね。
▼中国輸入×D2Cに関するPost▼
中国輸入の「D2C」には2つの意味があります。①中国で作ったオリジナル商品を自社ECで直販するブランドモデル、②代行業者が呼ぶ「無在庫直送」。おすすめの順番は「②で売れる商品を検証→簡易OEM→①へ」。いきなりブランドを作らず、小さく試してから育てるのが失敗しない道ですよ。
— パンダ社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠🇨🇳🇯🇵🇺🇸🇰🇷 (@makoto1688) September 22, 2026
この記事は、中国・青島に拠点を構え、無在庫直送からOEMによる自社ブランド化まで、長年バイヤー様の仕入れを支援してきたパンダ社長が書いています。

詳しくみていきましょう。
- 中国輸入の「D2C」には、自社ECで直販するブランドモデルと、代行業者が呼ぶ無在庫直送(ドロップシッピング)の2つの意味があります
- 本来のD2Cは、小ロットOEMで商品を作れる中国輸入と相性がよく、モールの手数料や価格競争から抜けられます
- ただし集客はすべて自力になりますので、無在庫で売れる商品を検証→簡易OEM→自社ECの順で、小さくはじめて育てるのが失敗しない道です
中国輸入におけるD2Cとは?2つの意味を整理

D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、メーカーが卸や小売店を通さず、自社のECサイトなどで消費者へ直接販売するビジネスモデルのことです。
ところが中国輸入の世界では、もうひとつ別の意味でも「D2C」という言葉が使われているんです。
それが、代行業者が提供している「注文が入ってから中国の倉庫から購入者へ直接送る」無在庫直送のサービスですね。
同じ「D2C」でも中身はまったく違いますので、ここを混同したまま進めると、あとで「思っていたのと違う…」となってしまいます。
まずは2つの意味を、ゆっくり整理していきましょう。
順番に見ていきましょう。
本来のD2C|中間業者を介さず自社ECで直接販売するビジネスモデル
本来のD2Cは、自分で企画した商品を、自社のネットショップで、お客様に直接届ける売り方です。
Amazonや楽天のようなモールに頼らず、ShopifyやBASEで作った自社ECサイトを主な販売先にします。
中国輸入に置きかえると、「中国の工場でOEMしたオリジナル商品を、自社ECで自分のブランドとして売る」という形になりますね。
ポイントは、売っているのが「どこかで仕入れた既製品」ではなく、「自分のブランド商品」であることです。
ですので、D2Cは中国輸入の最終ゴールに近い、ブランド化の段階だと考えていただくと分かりやすいですよ。
中国輸入業界の「D2C」|代行業者が提供する無在庫直送(ドロップシッピング)
一方で、中国輸入の代行業者のサイトにある「D2Cモード」「D2Cプラン」といった言葉は、無在庫直送(ドロップシッピング)のサービス名として使われていることがほとんどです。
仕組みは、次のとおりです。
① 自分のネットショップに、タオバオや1688の商品を出品しておく
② 注文が入ったら、代行業者に1点だけ発注する
③ 代行業者が中国の倉庫から、購入者のもとへ直接発送する
「中国の倉庫から消費者(Consumer)へ直接(Direct)届く」ので、D2Cと呼ばれているんですね。
こちらは在庫を持たずにはじめられる反面、売っている商品は既製品ですので、本来の意味でのD2Cブランドとは別のものです。
ただ、この無在庫直送は、D2Cブランドを作る前の「売れる商品を見つけるテスト」としてとても役に立ちますので、のちほどはじめ方でくわしくご説明しますね。

【比較表】D2Cブランド・無在庫直送・転売・OEMの違い
ここまでの内容に、中国輸入でよく出てくる「転売」「OEM」も加えて、違いを一枚の表にまとめておきますね。
| 項目 | D2Cブランド | 無在庫直送(業界のD2C) | 転売 | OEM |
|---|---|---|---|---|
| 売る商品 | 自社ブランドのオリジナル商品 | タオバオ・1688の既製品 | 既製品 | オリジナル商品(作る手段) |
| 主な販売先 | 自社EC(Shopify・BASE等) | 自社EC・無在庫OKのモール | Amazon・メルカリなど | Amazon・楽天・自社EC |
| 在庫 | 持つ(無在庫直送との併用も可) | 持たない | 持つ | 持つ(最小ロットあり) |
| 集客 | 自力(SNS・広告) | 自力 | モール任せ | 販売先による |
| 利益率 | ◎ 高い | △ 低め(1点ずつ送料がかかる) | △ 価格競争になりやすい | 〇 高め |
| 向いている段階 | 売れる商品が確定したあと | 最初のテスト・少額ではじめたい | 最初の練習 | 転売から抜け出したい |
D2Cブランドは「売る形」、OEMは「作る手段」、無在庫直送と転売は「仕入れと発送の形」を表している、と整理すると分かりやすいですね。
そして、この4つは対立するものではなく、転売や無在庫直送で検証→OEMで作る→D2Cで売るという順番でつながっているんです。
中国輸入がD2Cと相性がいい3つの理由

「D2Cブランドなんて、資金力のある会社がやるものでは?」と感じるかもしれませんね。
じつは、中国輸入をされている方は、D2Cをはじめるうえでとても有利な立場にいらっしゃるんです。
理由は、次の3つです。
順番に見ていきましょう。
小ロットOEMでオリジナル商品を低コストに作れる
D2Cでいちばんのハードルになるのが、「売る商品をどうやって作るか」です。
日本国内の工場に依頼すると、最低ロットが大きく、初期費用も高くなりがちなんですね。
その点、中国の工場は、数十〜数百個の小ロットからオリジナル商品を作れるところが多く、単価も抑えられます。
さらに、既製品のタグやパッケージを自分のブランドのものに変えるだけの「簡易OEM」なら、数千円〜数万円からでもはじめられるんです。
すでに1688やタオバオで仕入れをされている方は、工場との窓口も、代行業者との関係もできていますので、「作る」までの距離がとても近いんですよ。
モールの手数料・中間マージンがなく利益率が高い
Amazonや楽天で販売すると、販売手数料や出店料として、売上の1〜2割ほどが引かれてしまいます。
自社ECの場合は、かかるのは決済手数料など数%程度ですので、同じ商品でも手元に残る利益が大きく変わるんですね。
さらにD2Cでは、卸や小売店といった中間業者を通しませんので、中間マージンも発生しません。
その分を商品の品質や広告費に回せますので、「安く売る」のではなく「よい商品を適正価格で売る」ことができるようになります。
顧客データを自社で持てて価格競争から抜けられる
モールで販売していると、「誰が」「なぜ」買ってくれたのかという情報は、ほとんど手に入りません。
自社ECなら、購入者のメールアドレスや購入履歴、どのSNSから来てくれたのかといったデータが、すべて自分のものになります。
このデータを使って、リピート購入をうながしたり、次の商品開発に活かしたりできるのが、D2Cの大きな強みですね。
そして何より、自分のブランドの商品ですので、同じ商品を扱うライバルとの値下げ合戦に巻き込まれません。
転売で「売れば売るほど利益が薄くなる」と感じている方ほど、D2Cの価値を実感していただけると思いますよ。

中国輸入D2Cのデメリットと失敗する原因

ここまでメリットをお伝えしてきましたが、D2Cは「誰でもすぐに成功できる」ものではありません。
うまくいかない方には、共通した原因があるんです。
怖がらせたいわけではなく、遠回りをしてほしくないからこそ、先に正直にお伝えしますね。
順番に見ていきましょう。
集客をすべて自力で行うため広告・SNS運用のコストがかかる
D2Cでいちばん大きな壁が、集客です。
Amazonやメルカリでは、出品すれば買い物客が勝手に見つけてくれますが、自社ECは作っただけでは誰も来てくれません。
InstagramやTikTokでの発信、インフルエンサーへの依頼、SNS広告など、お客様を連れてくる活動をすべて自分で行う必要があるんですね。
一般的に、自社ECの集客コストはモール販売の数倍かかると言われていて、軌道に乗るまでには時間もかかります。
ですので、最初はメルカリやAmazonで実績と利益を作りながら、少しずつ自社ECへ移していくのが現実的な進め方ですよ。
転売感覚の商品では売れない(商品力・ブランドコンセプトが必要)
「タオバオで安く仕入れた商品にロゴを付けて、自社ECで売ればD2C」と考えてしまうと、たいてい売れません。
わざわざ知らないブランドのサイトで買ってもらうには、「この商品でなければいけない理由」と「このブランドが好きだと思える世界観」が必要だからです。
たとえば、「150cm前後の小柄な女性のための服」「登山に特化した軽量ポーチ」のように、誰のどんな悩みを解決するブランドなのかをはっきりさせることが出発点になりますね。
コンセプトが決まると、商品選び・OEMの改良点・SNSでの発信内容まで、すべてがつながってきますよ。
品質管理と日本の法令対応(品質表示・PSE・薬機法など)が自己責任になる
自分のブランドとして販売する以上、品質や法令に関する責任は、すべて自分に返ってきます。
中国輸入のD2Cで、とくに関わってくる法令は次のとおりです。
- 家庭用品品質表示法:衣類や雑貨には、日本語の品質表示(素材・洗濯表示・表示者名)が必要
- 電気用品安全法(PSE):モバイルバッテリーや家電などは、PSEマークがないと販売できない
- 薬機法:化粧品や美容機器は、製造販売の許可や表現のルールがある
- 食品衛生法:食器や調理器具、子ども向け商品は、輸入時に届出や検査が必要な場合がある
- 商標権・意匠権:ブランド名やデザインが、既存の権利を侵害していないか確認する
むずかしそうに見えますが、扱う商品ジャンルを決めれば、関係する法令は1〜2つに絞られます。
そして、不良品を日本のお客様に届けてしまうと、ブランドの信頼そのものが傷ついてしまいますので、中国側での検品は必ず入れておきましょう。

中国輸入からD2Cブランドを立ち上げる5ステップ

それでは、具体的なはじめ方を見ていきましょう。
やることは「検証→オリジナル化→サイト構築→物流→集客」の5ステップだけです。
大切なのは順番で、いきなりOEMやサイト作りからはじめないことなんです。
この順番どおりに進めていただければ、在庫を抱えて動けなくなる失敗を避けながら、着実にブランドを育てていけますよ。
順番に見ていきましょう。
①転売・無在庫販売で「売れる商品」を検証する
最初のステップは、ブランドの核になる「確実に売れる商品」を見つけることです。
ここで役に立つのが、先ほどご紹介した無在庫直送や、メルカリでの少量転売ですね。
在庫を持たずに複数の商品を出品し、実際に売れたもの・リピートされたもの・お客様の反応がよかったものを記録していきましょう。
「自分が好きな商品」ではなく「実際に売れたという事実がある商品」を選ぶことが、この段階でいちばん大切なことです。
売れる商品が1〜3つ見つかった時点で、次のステップに進みましょう。
②簡易OEM(タグ・パッケージ変更)から本格OEMへ段階的にオリジナル化する
売れる商品が見つかったら、それを「自分のブランド商品」に変えていきます。
ここでも、いきなり本格的なOEMに進む必要はありません。
まずは簡易OEM
既製品のタグ・ロゴ・パッケージを自分のブランドのものに変えるだけの方法です。
数千円〜数万円ではじめられ、1688の工場や代行業者にお願いすれば、数枚〜数十個からでも対応してもらえます。
売れ行きが安定したら本格OEM
素材・サイズ・色・機能などを自分で指定して、工場に生産してもらう方法です。
最低ロットは数十〜数百個になりますが、ライバルが真似できない商品になり、1個あたりの原価も下がります。
簡易OEMで「ブランド商品として売れるか」を確かめてから本格OEMに進めば、大きな在庫を抱える失敗はまず起きません。
③Shopify・BASEなどで自社ECサイトを構築する
商品が固まったら、いよいよ自社ECサイトを作ります。
個人・小規模ではじめる場合、選択肢はほぼ「BASE」か「Shopify」の2つです。
| 項目 | BASE | Shopify |
|---|---|---|
| 費用 | 初期・月額0円のプランあり(売れたときに手数料) | 月額制(数千円〜)+決済手数料 |
| 向いている人 | まず売上ゼロから小さくはじめたい方 | 月商が伸びてきた方、デザインや機能にこだわりたい方 |
| 無在庫直送との連携 | どちらも対応している代行業者が多い(代行業者の選び方で確認) | |
迷ったら、まずは費用のかからないBASEではじめて、月商が安定してきたらShopifyへ移るという順番で大丈夫です。
サイトを作るときは、トップページで「誰のためのどんなブランドか」がひと目で伝わるようにしてくださいね。
④物流を決める(有在庫で国内発送 or 無在庫で中国から直送)
自社ECができたら、注文が入ったあとに「どこから、どうやって届けるか」を決めます。
選択肢は2つです。
- 有在庫(国内発送):OEM商品をまとめて日本へ輸入し、自宅や国内倉庫から発送する。届くのが早く、同梱物やラッピングでブランド体験を作りやすい
- 無在庫(中国から直送):注文ごとに代行業者の倉庫から購入者へ直送する。在庫リスクがない反面、到着まで1〜2週間かかり、1点ずつ国際送料がかかる
ブランドとして育てていくなら、最終的には有在庫での国内発送がおすすめです。
ただし、簡易OEMの段階や、新商品のテスト販売では、無在庫直送を組み合わせると在庫の心配をせずに動けますよ。
「定番商品は有在庫、テスト商品は無在庫」という使い分けができる代行業者を選んでおくと、あとで困りません。
⑤SNS・広告で集客し、リピーター・ファンを育てる
最後は、お客様を自社ECへ連れてくる集客です。
D2Cの集客は、大きく「SNSでの発信」と「広告」の2本立てになります。
SNSでの発信
InstagramやTikTokで、商品の使い方やブランドの裏側、お客様の声などを発信します。
お金はかかりませんが、育つまでに時間がかかりますので、ステップ①の検証段階からはじめておくのが理想です。
広告
InstagramやTikTokの広告で、ブランドを知らない人に商品を届けます。
最初は月数万円の少額から試して、「いくら使ったら、いくら売れたか」を必ず記録してくださいね。
そして、一度買ってくださったお客様には、購入後のメールやLINEでつながり続けることが大切です。
新規のお客様を1人獲得するより、リピートしていただくほうがずっとコストが低く、リピーターが増えるほどD2Cは安定していきます。

中国輸入D2Cにかかる費用の目安
「結局、いくらあればはじめられるの?」というご質問も、とてもよくいただきます。
進め方によって幅はありますが、個人・小規模ではじめる場合の目安を表にまとめておきますね。
| 項目 | 費用の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 売れる商品の検証(無在庫・テスト仕入れ) | 5,000円〜3万円 | サンプル数個分の商品代と送料 |
| 簡易OEM(タグ・パッケージ) | 数千円〜数万円 | 数枚〜数十個から対応可能 |
| 本格OEM(サンプル+初回ロット) | 10万〜50万円 | 商品ジャンルと最低ロットで大きく変動 |
| 自社ECサイト | 0円〜月額数千円 | BASEは月額0円プランあり、Shopifyは月額制 |
| 商品撮影・サイト素材 | 0円〜5万円 | 自分で撮影すれば0円、モデル撮影を依頼すると数万円 |
| 広告費(初月) | 3万〜10万円 | 少額で試し、反応を見ながら増やす |
| 検品・タグ付け・国際送料・関税 | 商品代の20〜40% | 代行業者の手数料を含む |
簡易OEMと無在庫直送を組み合わせれば、合計10万円前後からでも、D2Cの形で販売をはじめることは十分に可能です。
本格OEMに進むのは、簡易OEMの商品が安定して売れてからで大丈夫ですので、最初から大きな資金を用意する必要はありませんよ。
無在庫直送型のD2Cをはじめるときの代行業者の選び方

中国輸入のD2Cは、代行業者をパートナーにして進めるのが一般的です。
とくに、無在庫直送(業界でいうD2Cモード)からはじめる場合は、業者によって対応できることが大きく違います。
あとで乗り換えるのは手間ですので、最初に次の3つを確かめておきましょう。
順番に見ていきましょう。
1点からの直送とECサイトとのAPI連携に対応しているか
無在庫直送では、注文が1件入るたびに、1点だけ仕入れて購入者へ送ってもらいます。
ですので、「1点から注文できるか」「購入者の住所へ直接送ってくれるか」は、いちばん最初に確認すべきポイントですね。
あわせて確認したいのが、ShopifyやBASEとのAPI連携(自動連携)の有無です。
連携があれば、自社ECに入った注文が自動で代行業者に送られ、発送後の追跡番号も自動で反映されます。
連携がない場合は、注文のたびに手作業で発注することになりますので、注文数が増えてくると手が回らなくなってしまうんです。
発送前の検品・返品対応があるか
無在庫直送は、商品が自分の手元を通らずにお客様へ届きます。
つまり、中国側で検品されなければ、不良品がそのままお客様に届いてしまうということなんですね。
D2Cはブランドの信頼がすべてですので、発送前の検品と、不良品が見つかったときの工場への返品・交換対応は、必ず確認しておきましょう。
「検品なし・格安」の業者は、送料や手数料が安く見えても、クレーム対応で結局高くつくことが多いんです。
有在庫(OEM)へ移行したときも同じ業者で対応できるか
ステップどおりに進めていくと、無在庫直送→簡易OEM→本格OEM→有在庫での国内発送、と必要なサービスが変わっていきます。
ここで、「無在庫は得意だけれどOEMはできない」という業者だと、途中で乗り換えが必要になってしまうんですね。
工場とのやりとりを一から作り直すことになり、時間も労力もかかります。
ですので、最初から無在庫直送・小ロットOEM・検品・タグ付け・まとめ発送のすべてに対応できる業者を選んでおくと、ブランドの成長に合わせて同じパートナーと進んでいけますよ。

中国輸入から生まれたD2Cブランドの事例
「本当に中国製造でD2Cブランドになれるの?」という不安を、事例で解消しておきましょう。
世界的に見ても、中国での製造とSNSを組み合わせて成長したD2Cブランドはたくさんあります。
そして、日本の中国輸入セラーの中にも、同じ道をたどってブランド化した方がいらっしゃるんです。
順番に見ていきましょう。
中国発D2Cブランドに学ぶ「製造×SNS」の勝ちパターン
中国発のD2Cブランドとして有名なのが、コスメの「完美日記(Perfect Diary)」と、アパレルの「SHEIN」です。
完美日記(Perfect Diary)
2017年前後に誕生した中国のコスメブランドで、海外ブランドが強かった中国市場で、短期間のうちにECの売上ランキング上位に入りました。
自社での企画・製造と、小紅書(RED)などのSNSでインフルエンサーを活用した口コミ、そしてWeChatでお客様と1対1でつながる仕組みを組み合わせたことが、成功の要因とされています。
SHEIN
自社サイトとアプリだけで販売するアパレルブランドで、中国の工場ネットワークを使って小ロットで商品を作り、売れたものだけを追加生産する仕組みで世界に広がりました。
SNSでのインフルエンサー施策も、成長の大きな柱になっていますね。
どちらにも共通するのは、「中国の製造力で商品を早く安く作り、SNSで直接お客様とつながる」という形です。
規模こそ違いますが、これは中国輸入をされている方が、そのまま小さく真似できる型なんですよ。
日本の中国輸入セラーがD2C化した事例
日本でも、中国輸入の転売からはじめて、D2Cブランドへ育てていった方は少なくありません。
弊社のお客様にも多い、典型的な流れをご紹介しますね。
- 1年目:メルカリと無在庫直送で、レディースのルームウェアを中心に販売。売れ筋の2〜3型が見えてくる
- 2年目:売れ筋の型だけを日本語タグ付きの簡易OEMに切り替え、BASEで自社ECを開設。Instagramで着用写真を毎日投稿
- 3年目:反応のよかった型を素材から指定した本格OEMに移行し、在庫を国内倉庫に置いて即日発送に。リピーターが売上の半分を占めるように
ポイントは、最初から「ブランドを作ろう」としていないことです。
売れた商品を、少しずつ自分のものに変えていった結果として、ブランドになっているんですね。
この順番であれば、大きな資金も、特別なセンスも必要ありません。

中国輸入D2Cに関するよくある質問(FAQ)
最後に、中国輸入のD2Cについてよくいただくご質問を、Q&A形式でまとめました。
気になるところだけ、つまみ読みしていただいても大丈夫ですよ。
それでは、見ていきましょう。
中国輸入のD2Cは個人・副業でもできますか?
はい、個人や副業の方でも十分にできます。
中国の工場は小ロットのOEMに対応しているところが多く、タグやパッケージを変えるだけの簡易OEMなら数千円からはじめられるからです。
自社ECもBASEなら月額0円のプランがありますので、無在庫直送と組み合わせれば、10万円前後の資金でもD2Cの形で販売をはじめられますよ。
ただし、集客は自力で行う必要がありますので、メルカリなどで実績を作りながら、少しずつ自社ECへ移していくのが現実的です。
D2Cと無在庫販売(ドロップシッピング)は何が違いますか?
本来のD2Cは「自社ブランドの商品を自社ECで直接売る」というビジネスモデルで、無在庫販売は「注文が入ってから仕入れて直送する」という仕入れ・発送の方法です。
中国輸入の代行業者が「D2C」と呼んでいるサービスは、多くの場合、この無在庫販売(中国の倉庫から購入者への直送)を指しています。
売っているのが既製品であれば無在庫販売、自分のブランド商品であればD2C、と考えると分かりやすいですね。
無在庫販売は、D2Cブランドを作る前に「売れる商品を見つけるテスト」として活用するのがおすすめですよ。
D2CとOEMの違いは何ですか?
OEMは「自分のブランド商品を工場に作ってもらう方法」で、D2Cは「その商品を自社ECで直接売る形」です。
つまり、OEMは商品を「作る手段」、D2Cは商品を「売る形」を表していて、対立するものではありません。
中国輸入では、OEMで作った商品をAmazonで売る方も多くいらっしゃいますので、OEM=D2Cではないんですね。
OEMで作った商品を、モールではなく自社ECで販売してお客様と直接つながると、それがD2Cになります。
自社ECはShopifyとBASEのどちらがいいですか?
これからはじめる方は、初期費用・月額0円のプランがあるBASEからはじめるのがおすすめです。
売上がないうちから固定費がかからず、無在庫直送に対応した代行業者との連携もしやすいからです。
月商が安定して伸びてきたり、デザインや機能にこだわりたくなったりしたら、月額制のShopifyへ移行しましょう。
どちらも中国輸入のD2Cで広く使われていますので、「最初はBASE、育ったらShopify」という順番で大丈夫ですよ。
Amazon・楽天と自社ECは併用すべきですか?
はい、とくにはじめたばかりの時期は、併用することをおすすめします。
自社ECは集客をすべて自力で行うため、軌道に乗るまでに時間がかかる一方、Amazonや楽天にはすでにたくさんの買い物客がいるからです。
モールで売上と実績を作りながら、購入者に同梱するカードやSNSで自社ECへ誘導していくと、無理なくD2Cへ移行できます。
ブランドとして育ってきたら、限定商品やセット商品を自社ECだけで販売するなど、販売先ごとの役割を分けていくといいですよ。

まとめ:中国輸入のD2Cは「無在庫で検証→OEMでブランド化」の順で進める
- 中国輸入の「D2C」には、自社ECで直販するブランドモデルと、代行業者が呼ぶ無在庫直送の2つの意味がある
- D2Cブランドは「売る形」、OEMは「作る手段」、無在庫直送・転売は「仕入れと発送の形」で、順番につながっている
- 中国輸入は小ロットOEMで商品を作れるため、D2Cと相性がよく、モール手数料や価格競争から抜けられる
- 失敗の原因は「集客コスト」「商品力・コンセプト不足」「品質・法令対応の甘さ」の3つ
- はじめ方は「①無在庫・転売で検証→②簡易OEM→③自社EC構築→④物流の選択→⑤SNS・広告で集客」の5ステップ
- 簡易OEMと無在庫直送を組み合わせれば、10万円前後の資金からでもはじめられる
- 代行業者は「1点直送・API連携」「検品・返品対応」「OEMへの移行対応」の3点で選ぶ
- 売れた商品を少しずつ自分のものに変えていけば、個人でもD2Cブランドは作れる


売れてから仕入れる「無在庫転売」で一番のネックは、検品と購入者への直送手配。
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